先生の後押しと、バス会社が経営している飲食店に興味を持ったことが入社のきっかけ。

「ここ、いんじゃない？」。高校3年生当時、将来に想いを馳せながら就職活動を行っていたものの、思うようには進まず心が折れそうになっていた私に、担任の先生が今の仕事を推薦してくれました。勧められたとき、まず「バス会社の奈良交通が飲食店をしているの！？」と驚いたことを覚えています。同時にすごいな、面白そうだなと興味を持ちました。無事に内定をもらい入社して最初に配属されたのは、近鉄「河内小阪」駅にある『ミスタードーナツ 小阪ショップ』です。1年ほど同店で勤務して現在勤務している『ミスタードーナツ 学園前ショップ』に異動しました。奈良交通はミスタードーナツ以外にもベーカリーショップやうどん屋さんといった飲食店を運営しており、実は入社前、勤務する業態を自分で選択できると思っていたんです。もし選べたなら、うどん屋さんを選択していたのではないでしょうか。理由は、家族から「うどんっぽい」と言われていたから。でも今充実した毎日を送れているので、ミスタードーナツで良かったです。

お客様の笑顔と安全ファースト。感謝の言葉や喜びの声が明日への原動力です。

先述した通り、最初に配属された『ミスタードーナツ 小阪ショップ』での勤務を経て、現在は『ミスタードーナツ 学園前ショップ』で勤務しています。仕事内容は、店内業務全般です。ドーナツを販売するセールス、お客様においしいと言ってもらえるドーナツをつくるベーカー、ドーナツを仕上げるフィニッシャーと多岐にわたります。私たち社員はひと通りできたうえで、材料の発注なども役割です。仕事をするうえで、お客様の笑顔と安全を第一に考えることを心がけています。お客様に感謝していただけることが何よりうれしいです。たとえば、「今日のドーナツおいしかった。ありがとう」と言ってくださったときや、お子様が人気キャラクターのドーナツを見て「かわいい！」と喜んでいる姿を見たときに大きなやりがいを感じますね。仕事を通して、お客様に対する言葉遣いや、敬語の正しい使い方といった社会人としてのマナーが身につきました。入社した当時と比べてドーナツを製造するスピードがアップしたことは密かな自慢です。

任された仕事に対して責任を持ち、将来的には誰からも頼りにされる人間を目指します。

直近の目標は、任された仕事に対して責任を持って行うことです。もちろん、今も責任を持って行っていますが、社歴に比例して責任も大きくなるので、それを自覚して業務と向き合っていきます。そのひとつが後輩への指導です。現在、同じショップに2023年入社で、私より2歳年下の後輩社員が一人おり、教育担当的なポジションを任されてはいるものの、私自身、説明することや、教えることが得意ではありません。どのように伝えれば理解してもらえるか、どのような言葉を使えばよいか工夫を重ねています。まさに試行錯誤の毎日です。私が入社したときには勤務するショップに年齢の近い先輩社員がおらず、正直不安な気持ちを抱いたこともあります。後輩社員にはそんな当時の私のような想いをさせないよう、近くに私がいて安心、頼りになる、そう思ってもらえるよう成長していきたいです。またミスタードーナツ以外のサンマルクなど別の業態でも勤務してみたいと思っています。